ノシリス開発ストーリー

〔開発の背景〕 
「nocilis」は、
孫を思う、子どもを思うデザイナーの気持ちから、誕生しました。
子どもがブロック遊びに夢中になり高く積み上げると、そのうち「ガラガラ」と大きな音。
崩れる際に頭にあたったと大泣き。
マンションでは階下への騒音も気になります。
踏んですべりそうになったこと、積木をなめたりかんだりしますが衛生的に保つことが難しいのが悩みでした。そんな悩みをもっていたときにシリコーンに出会いました。 柔らかいぬくもりのある手触り。そして医療品におつかわれる安全性の高さ。なによりもくるっとひっくり返すことができる柔軟性。これを使えって、こどもの創造性を刺激する玩具をつくれば楽しいんじゃないかと開発をすすめました。

〔創造力を疎外するのは大人の「ダメ」という言葉〕 
おとなは、すぐに「危ないから」「迷惑がかかるから」と子どもの能動的な活動を制止することをしがちです。
感性豊かに育つには、子ども自身の心が能動的に活動できるようにすること、
五感によい情報を与えること
子どもの自立を促すことが必要となります。
シリコーンブロックnocilisを子どもが手にした時から、
母親の肌の感触という記憶にある柔らかさ・素材の変化などのインテグレーションされたデザイン情報から好奇心をくすぐり、笑顔へと導きます。そして、安らかな心をはぐくみます。
組み合わせたり、変化したりすることで想像力を刺激し創造力をそだてます。
〔こどもがひっくりかえせてなおかつ積める硬さ〕
開発で一番苦労したのは、ひっくり返す前と後とで「カタチ」がイメージできるものを探すこと。CAD上で色々とシミュレーションしながらデザインをしていきました。
そしてカタチができたら試作。
子どもがひっくりかえせる硬さで扱いやすい大きさ。そしてなおかつ、積み上げてブロックとしても使える硬さと厚みを探すこと。何種類か作ってテストを重ね、最後に現在の硬さと厚みへ。
四角-チョウ はひっくりかえしやすく、三角-クローバーはすこし力がいる硬さにと「できた!」の感動を味わえるように設計しています。


〔特許取得!〕 平成22年4月 特許取得!
表と裏をひっくりかえし、カタチの変化する新規性が認められ、特許が取得できました。

「デザインは技術と文化の架け橋」
有限会社アイ・シー・アイデザイン研究所は、飯田吉秋氏によって、1985年8月に大阪府守口市に設立されました。アイ・シー・アイ(ICI)という社名には、ICIの持つ良い情報を積極的に提供(information)し、企業との出会いや交流を大切に(communication)、交流した企業と問題を共有し、創造的、革新的に、新しい時代をつくる活動をおこなう(innovation)という想いが込められています。設計からデザイン・コンサルティングまで、広くデザイン関連業務を業務内容としています。ノシリスは、未来を担う子どものために最適な知育玩具は何なのか、それをデザインと教育という観点から慎重に検討を重ねた結果生まれた製品です。
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